日本史Aは幕末から始まる。
1854年の日米和親条約はあまりにも有名だ。
では、1855年に締結した日露和親条約はどうだろうか。
日本が外国との間で、初めて国境を画定させた条約である。
あ、6世紀頃に大和政権が朝鮮半島南部を支配してたな。任那(伽耶・加羅)である。でもこの時代、正式な国境画定条約ってあったんだろうか。
話を戻すが、日露和親条約では、千島列島のうち、択捉島以南が日本領、得撫島以北がロシア領と取り決められた。そして樺太の所有権はとりあえず確定させず、両国民雑居とされた。
しかしここで問題が。教科書に載っている地図には得撫島が記載されていないのだ。
ないというか、択捉島の東端が切れているくらいの範囲までしか地図がない。これでは得撫島の説明に説得力が欠ける。
仕方ない。自分で地図を作ろう。
というわけで、完成品がこちら。
我ながら、かなり的を射た地図ができたと思う。
本当は解答欄は空白で配りたいが、いかんせん時間がない。仕方ないので模範解答入りを配ることにした。
後に、例えば樺太千島交換条約とかポーツマス条約とかで領域が変更されたときも、簡単に加工しなおして並べて「変遷」を追えるだろう。北緯50度線もしっかり書き込んでおいたし。
蝦夷地(北海道)が登場したので、北海道で話題のおすすめパワースポットをご紹介。
上空から見ると、なんとハート形をしています。この島に祈れば、きっと幸せが手に入るでしょう。
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この地図を配ったら、子供たちはどんな反応するかな。
内心、かなりの自慢作である。