生きるって厳しい

日々の出来事や思うこと

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授業準備(教材作成の参考にしていただけたら幸いです)

明日から今年度の授業スタート。

昨日、今日とひたすら教材作成に血道をあげていた。

今年度の担当は1年生の日本史Aと2年生の日本史B

本来、世界史が得意である。しかし今の学校で使っていただけるようになって今年で5年になるが、ずっと日本史と世界史の両方持たせてもらっていた。

ちなみに日本史は今の学校に来て初めて担当したので。1年目は子供たちと同じレベルからのスタートだった。

日本史Aは週2時間(2単位)、日本史Bは週4時間(4単位)。

Aのほうは近現代史、つまり幕末からスタートするのだが、いかんせん週2時間しかないので、かなり巻き巻きで進めないと21世紀にたどり着けない。

Bのほうはお猿さんの時代からである。そのうち卑弥呼が出てきたり、聖徳太子厩戸王)が出てきたり。

Bは2年生と3年生と続けて行うので、2年生では明治政府が成立するまでが範囲。

週4時間でこの範囲を終わらせるのは結構しんどい。

これが実績のある進学校なら生徒が自発的に予習してくれるだろうから、授業では概説と重要ポイントだけ教えてすいすい進めるのだろうが、うちはそうもいかない。

懇切丁寧に教えてあげないと、たぶんみんな投げてしまうだろう。

板書もいちいち全部ノートに書き写させていたら、たぶんそれだけで1時間終わってしまう。

というわけで、多くの先生方も実践しているだろう単語穴埋めプリントを作成するのだ。

手始めはこんな感じ。まずは日本史Aである。

ご指摘・ご批判は甘んじてお受けいたします。どうかご指導くださいませ。

 

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PDFで載せたかったが、はてなブログにはその機能がないらしいので、Jpegに落として載せてみました。

赤い部分が空欄になっていて、これを埋める形で授業を進めていく。

そして今気が付いたが、「洋書の和約」・・・「和訳」ですね。ああ恥ずかしい。

日本史Aは、教科書の記述がかなり簡略化されている。だから個人的に「この単語はいくらなんでも省けないだろう」というのも結構記載されていなかったりする。

とはいえ、プリント作成の時には教科書に載っていない重要単語も載せていきたいものだ。

しかし、多くすればするほど時間は押していく。この辺のジレンマがとても厳しい。

ちなみに「青字」は個人的に特に思い入れの激しい箇所である。

 

 

続いて日本史B。日本史Aとは「青字」の意味合いが違っている。

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もっと書き込みたいが、とにかく時間の制約が厳しい。

こちらの「青字」は教科書『詳説 日本史B』(山川出版社)には載っていない語句である。

しかし受験では結構ピンポイントで聞かれてくることが多かったり、これが頭に入っていると理解しやすいかなと思った語句を、独断と偏見で記載している。

AもBも、コンセプトは歴史って物語である。そもそも時間に区切りなんかない。流れるように過去から現在、そして未来へと流れていく中で、僕ら人間の営みがある。その営みの連続こそが歴史である。

だから、なるべくストーリー仕立てで、なるべく教科書とは違ったアプローチで、そしてなるべくわかりやすくかみ砕いて歴史を紹介していきたいと思っている。

ちなみに、マンモスとか原始人とかのイラストは、自分でイラストレーターで描きました。本当に絵心がなくてお恥ずかしい限りです。

 

 

ではこの辺で、今日の広告。

自分が常日頃愛用している日本史の参考書を2点ご紹介。

 

石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)

石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)

 

 まずは定番中の定番。受験生ならだれでも知っているのでは。

ただし、結構しょうもないダジャレとか、この記述、無駄に長いだけで意味あるんだろうかとか、ちょっとここ史実と違うかも、なんて箇所があったりしますが、たぶん実際の講義を録音して文字に起こしたんだろうと想像できて、それはそれでいろいろ参考になります。もちろん、いつもの学校の授業ではここまで踏み込めないような、細かいところまで、懇切丁寧に解説しています。

 

もう一つ。

 

ここに掲載した「教養編」の続編として、近・現代史を扱う「実践編」の2冊セットです。

佐藤優氏の大ファンなので、彼が手掛けているというだけで反射的に買いましたが、内容もしっかりとわかりやすくまとまっていて、とても良い参考書だと思います。

 

今回はもう1つご紹介。

授業進めるときに、目の前に実物やレプリカがあるとわかりやすいじゃないですか。そこで自分もさっきアマゾンで注文したんですが、

 

 まだ手元に届いてないのでどんなものか不安ですが、たぶん5センチくらいのちっちゃいやつが12体入っているんでしょう。

写真を見る限り、かなり精巧に作られている模様。

家に飾っておいても、きっとお客さんが「なかなかいい趣味してるね」なんてほめてくれそうです。

1セットいかがでしょう。

 

 

明日から本番である。子供たち、今年はどれだけ困らせてくれるだろう。楽しみで仕方ない。

 


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