寝不足である。
とはいえ、土曜の電車は余裕で座れる。30分くらい、しっかり睡眠をとることができた。
その甲斐あって、入学式で落ちるような、無様なことにはならずにすんだ。
10時に始まった入学式、厳かな雰囲気の中、新入生たちが入場してくる。
中学1年生の、特に男子のかわいいことよ。
中学1年生というより、小学7年生といったほうが落ち着きがいい感じ。
未来の成長を加味してかなり大きめにあつらえた、ぶかぶかの制服。早く大きくなって、母ちゃんを喜ばせてあげてほしいものだ。
ここでちょっと宣伝。
子供の成長は早いもの。あっという間に寸足らずになってしまいます。
新年度も始まったことだし、お子さんに新しい服でも買ってあげたらいかがでしょう。
男子ならこっち。
女子はこちらなどいかが。
さて、高校生のほうはというと、しょっぱなの校長先生のご講話の途中、早くも居眠りを始めるものも。
毎年の光景といえばその通りなのだが、すでに昼夜逆転していて、授業中もずっとこんな状態なんだろうかと、この子の未来に不安を見てしまう。
とはいえ、多くの子供たちはみな少しの緊張と、期待と不安をごちゃまぜにした、「儀式」という名の特殊な興奮状態にあることだろう。
今日の夜は、きっとぐっすり眠れるに違いない。
式の後、学校が用意してくれた弁当を頬張る。
そして一息ついたら職員会議。
毎年、大体同じ話が校長、教頭、教務主任、進路指導部、etc・・・と2時間ほど続く。
寝不足なうえに昼めし食った直後だというのに、ぜんぜん眠くならない。なぜかといえば、最近激しくなってきた動悸と戦っていたからである
ここ2か月ほど、気になっていた症状である。3週間ほど前に医者で心電図とってもらったのだが、異常は見つからなかった。しかし、こうして今でも毎日悩まされている。そして症状は日々強くなってきている。
これでは眠気も吹っ飛んでしまうというものだ。
職員会議が終わると、ちょっと休憩を入れて教科会議。
今年度は日本史ばかり22単位。本当は世界史が得意だったのだが。
といっても、1年生の日本史Aが、特進クラス用と一般クラス用の2種類に、2年生の日本史Bを1種類用意しないといけない。
もちろん、これまで作成してきた教材があるので、これに少し手を加えれば準備OKのはずだが、シラバスが前年度よりかなり早い進度で組まれているので、これに合わせるのがかなり厳しそうだ。
うまくやれるかな。なんだかワクワクしてきた。